耐震鋳鉄管(φ500)継手接合研修会を開催しました

6月に行われた耐震鋳鉄管継手接合研修会の第2弾として呼び径φ500mmの大きな管の継手講習会が行われました。今回も「日本ダクタイル鉄管協会」の方を講師にお招きし、研修を行いました。今回研修で行ったφ500mmのような大きな管は各家庭への配水では使われず、配水池をつなぐような送水管などで使用されます。前回研修を行ったGX形管は施工性を向上させた新型管ですが、規格としてGX形管はφ450mmまでで、今回のようなφ500mm以上の管はすべてNS形管(New Seismal=新耐震性)となります。NS形は名前からも想像ができますが、継手部分に伸縮性を持たせてあり、なおかつ地震によって管が抜けてしまわないような耐震構造になっている管です。
前回に引き続き、若手の技術者を中心に研修会に参加し、技能向上に努めました。大きな管になると設置時に重機を使用したり、管を短く加工する際にもそれに合わせた加工技術が必要であったりと習得すべきことが多くなりとても大変なのですが、それに比例して工事をやり終えたときの達成感も大きくなります。そんな仕事へのやりがいを感じながらの研修となりました。