耐震鋳鉄管接手接合研修会を開催しました

 今年度研修会第三弾として、「日本ダクタイル鉄管協会」の方3名を講師にお招きし、耐震鋳鉄管の管と管をつなぐ接合方法について研修会を行いました。現在各地で入れ替えを行っている管には大きく2種類あり、一つは前々回講習を行った高性能ポリエチレン管、もう一つが今回研修を行ったダクタイル(延性がある)鋳鉄管です。ポリエチレン管は主に小口径から中口径、鋳鉄管の方は中口径から大口径で使用されます。素材が全く違う二つですが、どちらも耐震性があり、長寿命化した管であり、今後私たちの水道インフラを守っていく上で主力となっていく水道管です。

 今回はそんなダクタイル鋳鉄管の管と管を接続する方法について若手の技術者を中心に研修会を行いました。現在使用されている鋳鉄管(※GX形)は施工性も優れ、接続方法もとてもやりやすくなっているのですが、それでも全国では施工ミスによる漏水事故が起きています。研修会では優れた性能を100%発揮するために確実・正確な接続施工ができるよう一人一人が真剣なまなざしで取り組んでいました。

※GX形:NextGeneration(次世代)からの造語:従来形(NS形)のもつ優れた耐震性に加えて、施工性向上・長寿命・コストダウンを実現した次世代の耐震管です。